地球は土壌細菌に支配されている。6

様々な実験

塩分を細菌が分解すると言うと、誰もが驚いた。NaClは、安定した分子なので、細菌ごときが分解しないという。この土壌細菌による土壌改良材の評価をしていた帯広畜産大学の農学博士、中野教授に色々話を聞いてみた。中野教授はこの土壌改良材でジャガイモの連作障害の実験を6年にわたって行い。連作障害がでないという結果を出した。中野教授は、連作障害の原因は、土壌細菌の偏りによるミネラルの偏りという。この土壌改良材を入れると、土壌細菌が偏って連作障害の起きているジャガイモ畑に土壌細菌の偏りが起こらなくなるいということは、その土壌改良材には土壌細菌全般が入っていることになる(後に佐賀大学の土壌細菌の権威 農学博士 染谷教授に調べてもらったところ、この試材にはタンパク質分解菌、セルロース分解菌、油脂分解菌、デンプン分解菌がそれぞれ10の6乗以上いるという結果でた)。

中野教授には、この菌体でイカゴロ(イカの内臓)を発酵させ、有機肥料を作る実験行っていた、塩分がなくならないと肥料にはならないので、この菌体で発酵させると塩分が分解するのか聞いてみた。実験の結果は塩分は分解されナトリウムが増え、塩素がガスとなって出ていると言う。(ビデオで取材)

このイカの内蔵を発酵させる実験の本来の目的は、イカの内蔵に含まれる重金属、とくにカドミウムが減る事実をみる実験だ。実際にカドミウムが減っている。後に群馬大学工学研究科の板橋教授の実験により、この肥料に含まれるフミン物質に重金属が取り込まれ、生態(動物も植物も)が取り込めなくなることを突き止めた(発表をビデオ取材)。

日本近海のイカの内蔵には高濃度のカドミウムや水銀が含まれ、新聞でも発表があったが、米どころのカドミウム汚染など(現在では中国の米の汚染も問題となっている)などに使える技術ということになる。日本近海には以前製紙工場から垂れ流されていたカドミウムや農薬に含まれていた水銀など様々な重金属で汚染されている。そこで養殖している魚介類に餌をどんどん投入し、さらに抗生物質や消毒剤(ホルマリン)を投入し、海底では、抗生物質や消毒剤で有機物を分解する細菌がいなくなったため餌や魚介類の糞が生のまま、そこに重金属まで入ったヘドロがたまっているのである。今回の津波でこのヘドロが陸に上がった。三陸の漁業関係者は、海がきれいになったと喜んでいる。

この重金属と塩分の入った生の肥料成分は土壌細菌全般の入った土壌改良材投入することで、塩分を分解し、重金属の浸透を防ぎ、生の肥料成分を分解し植物の栄養に変える打って付けのものなのだ。10月10日津波被害のあった岩沼で稲刈りを行った。台風で倒壊していたが、立派なお米ができた。なぜか写真がここでは載せられないので、その報告はfacebookでする。

土壌細菌と腸内細菌の関係は次回にします。

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