予測科学の不完全さを見越した対策の必要性

今も余震の続く東日本(東北関東)大震災は、現代科学の予測の不完全さを完膚なきまでに証明した瞬間でもありました。その不完全さを補うのが対策といえると考えますが、今なお不完全な予測に依拠し追随した対策が際立っています。

まず大地震についてですが、予知に携わってきた科学者がこの規模の東北太平洋沖の大地震を予測したでしょうか。この巨大地震による影響が心配されますが、予測では東南海地震ではなかったでしょうか。

さらに原子力発電に携わった電力関係者とそれを推進してきた科学者が、地震とそれに伴う津波に対する原子力発電所の脆弱さを認めていたでしょうか。海岸線に存在するため津波に対する万全の備えが必要だと警告を受けていたにもかかわらず、地震の直前まで脆弱なままで放置する一方、原子力発電に関する安全性を強調しています。日本全土の海岸線分散する全原発の災害安全性を緊急に公開調査し、対策を講じる必要があります。

将来に向けて救援と復興に全力を傾注する必要のある現在、東京電力はよくぞこんなに悲惨な原発事故を起こしてくれたものだと個人的には怒りが抑えきれません。当初から恐れていた通り放射能汚染が深刻化しつつあります。放射能汚染は人の感覚器官で認知できないため除染が困難であるだけに、汚染が深刻化する運命を持っています。

その意味で
NHKや政府関係の科学者が毎日のように報告する「CTや胸部レントゲンに比べ安全」という胡散臭いまやかしには許しがたい偽善を感じています。国民に「不安な真実は知らせないで、政府や東電の発表と対策に依りなさい」という考えのようです。

幸いなことに海外からの調査やメディアの報道が入り、状況が公表より厳しく放射性物質への暴露予防をより厳密に行う必要性が周知されつつあります。CTスキャンや胸部レントゲンはX線の外部被爆のため被爆防止対策は比較的容易ですが、健康障害性の強いヨウ素-131とセシウム-137等に加えプルトニウム-239汚染まで起こしており、内部被爆防止のため最善の対策を実行する必要があります。原発からの放射性物質の放出が長期化せざるを得ない現在、優秀な人材を動員し被爆防止に努める必要があると感じます。

大震災の停電や断水等のサバイバル状態の中で、唯一救いだったのは太陽光発電でした。まさか太陽光発電を自立発電で使用するとは夢にも考えませんでしたが、冷蔵庫、インターネット、携帯等の電源として使用できたのはサバイバル生活を維持する上で幸いでした。ネット上の情報で事態の深刻さを改めて認識し、耐乏生活を覚悟できたからです。自然エネルギーは原発に比べると弱小ですが、災害には強いことが証明できたのは一縷の光明です。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です