慶良間で思う

慶良間のサンゴ
慶良間でダイビングをした。そこで、直径10メートルほどのサンゴに無数の魚、貝、エビ、カニ、ウミガメ、イソギンチャク、ヒトデ、タコ、海藻などが共生している姿を発見した。それは一つの宇宙でした。
体長5、6センチのクマノミはイソギンチャクと共生している。イソギンチャクの触手には毒があって、魚はさわることができない。しかし、クマノミはその毒に抵抗力を持っているので、イソギンチャクを住みかにしても大丈夫で、敵に襲われない。イソギンチャクにとっては、イソギンチャクを食べるチョウチョウウオから守ってくれている。
これは共生のほんの一例にしかすぎない。もし人間がこの共生関係に一部でも壊したら、このサンゴの生態系全体が破壊され、崩壊することであろう。しかし幸運にも、慶良間の海の底は、まだ人間の手が加わっていない。
 
石油ピークは自然淘汰
慶良間のサンゴを見て思ったのは、「石油ピークは人間が自然に手を加えたために起こったことだ」ということであった。その後に続くことは、石油で食べている生物としての人間の崩壊である。
世界恐慌や戦争は人間社会の中の現象である。その後に続くのは発展であり、多くの場合、革命家がいる。しかし石油ピークは自然が織りなす仕業である。そこには革命家はいない。石油で食べている人間は自然の力で淘汰され、石油で食べてない人間が生き残る。
そうであれば、石油で食べている人間とはだれか。言うに及ばず、現代社会を動かしている「勝ち組」である。
石油で食べてない人間とはだれか。それは、現代社会を動かしている「勝ち組」に入れなかった人々や、まだ社会に登場していない次世代の人々である。
 
賢者を育てる
自然淘汰の後は必ず進化がある。石油文明は地球上の生えた巨木である。それが自然淘汰によって倒壊する。その巨木の下にはもうすでに若い芽が生えている。この若い芽は、石油ピークを理解した賢者たちである。
石油ピークとその後の石油文明崩壊は自然が織りなす仕業である。これは革命ではなく、単なる自然淘汰なのであり、人間が抗うことはできない。
そこで我々ができることは、石油ピークを理解する進化した賢者を育てることである。

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