地球は有限、資源は質が全て

エントロピーの法則が大事

「地球は有限、資源は質が全て」、これが本当に理解されないのである、特に日本では。エコノミストは市場が解決、テクノロジストは技術が解決する、と思うからである。それは殆ど信仰に近い。「地球は有限、資源は質が全て」は、本来「当たりまえ」なのだが、人は当たり前が一番わからない。

特に「資源は質が全て」が本当に理解されない。未だに「石油無機起源説」を信じる人がいる、先日それを経験して、また驚いた。石油は太古の有機物が地質年代を通じて圧力、熱で石油に熟成されたもの、無機起源など想像もできないが、そう思う人が今もかなりいる、大学教授ですら例外でない。

日本の理科教育の貧困さであろうか。ロボット、コンピュータは教えるが、自然、地球、資源、地球生態系など、その本質を知らない。温暖化論議、報道も科学的でない。信じる信じない、は科学でない、納得できるかどうかである。そして、国民が自ら考えられるよう、基礎的情報、科学的事実を、客観的に社会に伝えることが大事、そして科学は多数決でないのである。

資源とは、1)濃縮されている、2)大量にある、3)経済的な位置にある、ものを指す。太陽エネルギーは膨大だが、濃縮されていない。宇宙太陽発電は位置が問題、メタンハイドレートは濃縮されていない。これらは「資源の質」の問題である。
人は上の3条件をすべて満たす、「自然の恵み」で生かされている。

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